一心寺ニュース

一陽来復、春の訪れが待たれる2月です

涅槃図(三千佛堂)

2024年2月20日

涅槃図

涅槃図(ねはんず)

 

毎年2月中旬から2週間程度、三千佛堂では礼拝堂正面に大きな「涅槃図(ねはんず)」を掲げます。 2月15日はお釈迦様の命日。お釈迦様が亡くなる様子は「涅槃経」という経典に記されていて、 それに基づき描かれたのが涅槃図です。一心寺の涅槃図は、人と動物が同じ場所に描かれている他では類を見ない特徴があります。 仏教の世界では動物は畜生の類に属し、通常の涅槃図では動物が描かれている場所に人物が描かれることはまずありません。 この涅槃図より、人も動物も皆助け合い、日々に感謝し生きていかなければならないと受け取れるのではないでしょうか?
 掲示は2月25日まで。一心寺へお参りの際は、三千佛堂へも足をお運びください。


一心寺門前浪曲寄席

2024年2月23日

浪曲師「京山幸乃」さん

浪曲師「京山幸乃」さん

 

一心寺南会所で開催!一心寺門前浪曲寄席。舞台セットは、演者の後ろ中央に金屏風が置かれ、 腰ほどの高さの小さめのテーブルが演台となる。テーブルには華やかな「テーブルかけ」が掛けられ、 テーブルの後ろに背もたれの長い椅子がある。このテーブルかけは、一般的なテーブルクロスではなく、 花や動物などそれぞれ演者の個性を表現した布で、ファンが浪曲師に送る物である。送られるテーブルかけには金糸で寄贈者の名前や会社名が記してあります。 演者によって変わる色とりどりの「テーブルかけ」にもご注目ください。

■2024年3月公演
日 時:3月9日(土)~11(月)13:00開演
浪曲師:京山 幸枝若・天中軒 雲月・五月 一秀・春野 一
曲 師:一風亭 初月・沢村 さくら・藤 初雪


浪曲親友協会ホームページ


てんボラ情報!大阪七福神めぐり 毘沙門天・宝満寺大乗坊

2024年1月29日

大乗坊山門

大乗坊山門

大乗坊本堂

大乗坊本堂

毘沙門天

毘沙門天

大乗坊(大阪市浪速区日本橋3-6-13)は「長町の毘沙門さん」として大阪の人々に親しまれ、 日本の四毘沙門天の一つに数えられています。山門をくぐると、手製の前掛けを付けた江戸期の狛犬がむかえてくれます。
 ご住職の岩上昭信さんは「七福神の一人、毘沙門天王は宝船のかじを取る守り神としての存在で、 しかも仏法を守る四天王のおひとりでもある。力強い北方の守り神で、その時は多聞天と呼ばれる。 当寺では、毘沙門天王夫人が吉祥天で、善膩師(ぜんにし)童子を含む5人の子どもたちの家族神として、 平安和合と繁栄、幸福な家庭を願い祀っている。」と話されます。「大阪空襲で堂宇は全焼したが、ご本尊は厨子の中で助かり、 御前立の毘沙門天王も国指定重要文化財です。秘仏本尊は5月、11月の第2日曜に法要、その前後も御開帳をします」と。 写真で見る直列に並ぶ4尊の毘沙門天王のお姿は尊厳で、神々しいものです。ご住職のお話は心温まる家族愛に満ちていました。



てんのうじ観光ボランティアガイド協議会 堺 久仁子

慈泉処だより

2020年4月5日

慈泉処だより
2020年5月より慈泉処の活動は休止しております
3月26日(木) 晴れ 利用者 30人

春のお彼岸も終わり、桜の開花を迎える季節です。今朝は一心寺の境内でも、桜花の下で参拝者が足を止める姿があり ました。例年、この時期は、テレビでも桜の開花前線が取り上げられますが、今年は、新型コロナウイルス関連のニュー スでもちきりです。マスク不足で争奪戦が繰り広げられていますが、本当に怖いのは、ウイルスよりも人間の群集心理の ような気がします。しかしここ慈泉処では、いつもと変わりなく利用者が来てシャワーを浴びて帰っていきました。皆 さん、冷静にこのご時勢を過ごしているようです。(奥村)

4月2日(木) 曇り 利用者 25人

午前中の利用者は少なく、昼過ぎになってからどっと皆さんが押し寄せ、普段より多い人数になりました。少し春めいて きたせいでしょうか。  泉処でのコロナウィルス対策として、体調が悪そうな方には無理をせず着替えをお渡しして帰っていただくとともに、 手指のアルコール消毒を実施させていただきました。  毒をお願いすると、皆さん暗い表情をして、「こんなご時世だからねえ」とご協力くださったのが印象的でした。 また、「ここはまだ閉めないの?」という意見も聞かれました。今日現在のところはまだ休館する予定はありません。 まだまだカイロをもらっていく方が多いこの季節、平穏無事な日々はいったいいつ戻ってくるのでしょうか?(松下)


「一心寺の法話」

「和顔愛語」

「和顔愛語」

一心寺では、「日曜学校」(6月~3月まで原則毎月第四日曜日)にお説教の時間を設けています。仏教に関する身近な疑問から学問的な内容まで、様々な講師によるユニークなお話です。日曜学校は一回受講も可能ですので、興味のある方は一度お越しください。過去のお説教を収録した法話集『和顔愛語』(平成12年度~)もございます。(問い合わせ:三千佛堂06-6774-2500)